柔らかな味のコーヒーの淹れ方

粉の荒さ

基本的に何故豆を挽くのかと言えば、コーヒーの成分をお湯に浸透させる為に行うわけですが、普通に考えたら粉を細かくすればする程、成分を多く抽出する事ができます

 

であるならば、細かく挽いた方が成分は沢山抽出されますので、できるだけ細かく挽けば良いということになります

 

しかしながら、あまりにも細かくすると必要のない成分まで抽出される事になります

結果、コーヒーの味が崩れます

崩れるとは、作りたいコーヒーの味にならないという意味です

 

問題は、必要のない成分がそれぞれのコーヒー豆によってどれだけ含まれているかで粉の荒さが確定するということです

 

ペーパードリップだからこれとか、フレンチプレスだからこれ、などという道具で荒さを決める事は全く意味を成しません

 

全ては、使用する豆の状態で確定します

 

えぐみのあるコーヒー豆はできるだけ荒く挽かなければえぐみが出てしまう為、粗挽きにしないといけませんが、えぐみのないコーヒー豆はそれがない為、寧ろ細かく挽かないとあまりにも味がクリアー過ぎて物足りなさすら覚えます

 

例えば、当店の推奨するペーパードリップにおける粉の荒さは中細挽き~中挽きになります


淹れ方

コーヒーの抽出の仕方についてですが、これも使用するコーヒー豆によって全く異なる淹れ方になります

 

当店のコーヒーの淹れ方は、目的によって異なります

例えば、苦味を抑えて甘みを引出し、よりクリアーな味わいにする方法をご紹介します

この方法は主に、中深煎り~深煎り豆に有効となります

 

 

 

~ペーパードリップ1杯出し~

 

1.25gの中細~中挽き豆を用意します

 

2.茶こし等で微粉を取り除きます

 

3.ペーパーに粉を入れ、全体にお湯(80~85℃)を行き渡らせます

 

4.粉が膨らみ落ち着くまで蒸らします(30秒程度)

 

5.出来るだけ少ない量のお湯(80~85℃)を当てていきます

 

6.70~80mlまで抽出したら止めます

 

7.150mlになるまでお湯(沸騰したお湯)を入れます

 

 


解説

まず、1で用意する粉の量ですが、粉は多めにした方が美味しい成分を沢山お湯に浸透させる事ができます

 

2で微粉を取り除くのは細かすぎる粉から出て来る余分な味を抑える目的です

 

3でお湯の温度を下げるのは、苦みを抑えコーヒーの甘味をより多く引き出す狙いです

 

4で幾分蒸らしを行うのは、コーヒーの成分を多く引き出す為です

 

5で少ないお湯を当てていくのも、濃度をできるだけ濃く抽出していきたいという狙いです

 

6で抽出を止めるのは、美味しい成分が抽出された後、余計な成分が出て来るのを抑える為です

 

 

7でお湯を足すのは、6の状態のコーヒーの液が濃すぎる為お湯で伸ばす事で濃度を調整し、クリアーな仕上がりにする為です

もちろん、お好みに合わせて量を調整して頂いて構いません

沸騰したお湯を入れるのはコーヒーの温度を上げる為です

 

 

絶対にこれが正しい!などという事はありませんが、使用する豆によって挽き方や淹れ方は様々で、目的に応じた挽き方淹れ方というものがあるという事のご参考にして頂けたら幸いです