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鄒築園観光休閒農荘見学その1

台湾阿里山鄒築園コーヒー農園

今回農園見学させて頂いた所は、毎年行われる台湾国内に於けるコーヒーの品評会で常に上位を独占し続けている農園で、農園主曰く、ここは阿里山の中でも特に素晴らしい環境で、中でも標高1400m付近が最高で、それより上の地域では冬の霜害で上手く育たないとの事でした

 

今から25年前からこの地でコーヒー農園を始めたそうで、初めは周りからの反発等もあったようですが、育て方等全て独学でやってこられたそうです

そして8年前に台湾国内での大会で優勝してから、ようやく周囲から注目されるようになり、阿里山に開いたコーヒーショップを訪れる方が増えて来たのだそうです

 

こちらの農園では、ティピカ、カツーラ、スマトラティピカ、ゲイシャ、イエローカツーラ、パカマラ、ブルボンポワントゥ、モカを栽培しているそうで、ゲイシャ種は4年前にパナマから種を持ち込み、現在1500本育てており、昨年の台湾国内での大会で優勝したという話を伺いました

 

収穫は11月からとの事で、残念ながら今はコーヒー豆はなく、飲むことが出来ませんでしたが、当店で販売しているゴールデンハニー(ティピカ)の出来映えを鑑みれば、きっと素晴らしいゲイシャなのだろうと思います

 

農園の中でも1400mに位置する場所は、新たに購入した土地で、そこにはゲイシャの苗木が植えられていました

 

阿里山鄒築園 コーヒー農園 ゲイシャ種

昨年は30kgしか取れなかったそうで、もっと沢山のゲイシャを生産していく計画なのだそうです

とは言え、広大な土地を保持している訳ではないので、そこまで多くの生産量が見込める訳でもなさそうです

 

阿里山の幾つかの土地は国の保護区となっており、好きなだけ農園を広げて良いという訳ではない状況でしたが、台湾のお茶と共にコーヒー豆が世界に注目を浴びる事に政府も協力的であるようでした

 

精製所は、コーヒーショップの裏手にありました

イメージでは、大きな施設を想像していましたが、やはり規模が小さい為全ての機器が小さく、個人の管理でナチュラル、ハニー、ウォッシュドの全てを行えるようになっていました

 

 

乾燥機は3種類あり、最も少ないコーヒー豆を乾燥させるのは、引き出し式の乾燥機で、次に大きな四角容器の底から熱風を出すようになっている乾燥機とドラム乾燥機がありました

 

以前は、四角い容器の乾燥機で2時間に1度豆を撹拌し、乾燥ムラが起きないように寝ずの番をしていたそうですが、ドラム乾燥機を導入した事で、ようやく安眠できるようになったそうで、何より乾燥ムラが起きない為に、とてもバランスのよい味わいに仕上がるようになったそうです

 

更に2台のドラム乾燥機を発注しているとの事でした

 

乾燥は、60度の熱風を中心にある筒から送り出し、3日間回し続けるのだそうで、まるでベルリナ農園のチェリーテロワールのようです

 

ナチュラル精製されたコーヒーを飲ませて頂きましたが、確かにしっかりと発酵が行き届いた綺麗なワインフレーバーでした

 

当たり前かもですが、そこいらの苦いコーヒーとは違い、きちんと豆の良さを残す焙煎をしていました

 

焙煎度合いは中煎りから中深煎りの間くらいの印象です